FC2ブログ
2018/07/29

余白

茨城県天心記念五浦美術館で、スズキコージさんの企画展が開催されている。
「スズキコージ 大千世界宇宙大爆裂展」となんともすごいタイトル。
会期は8月26日まで。
http://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp

7月20日〜21日、別件の打ち合わせも兼ねて五浦に行ってきた。
五浦美術館のある北茨城市は福島県との県境。
自然豊かな立地で、展望ロビーからは太平洋を一望できる。
五浦の地は岡倉天心が新天地として移り住んだ場所で、
明治39年には日本美術院第一部(絵画)が移転し、
横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山らも移住した。
岡倉天心関連の企画を進めているので、美術館周辺を散策したかったが断念。
旧天心邸と六角堂だけは駆け足で行ってきた。
六角堂は法隆寺の夢殿を模して天心が設計したとされる六角形の建物。
東日本大震災の津波で流されたが、翌年に創建当初の姿で再建された。

土曜日の午後、美術館でアーサー・ビナードさんとスズキコージさんが
「絵本『ドームがたり』について制作の思い出を語る」トークイベント
「STAY FREE」&サイン会がおこなわれた。
コージさんのさまざまな絵本の魅力に触れたあと、
絵本『ドームがたり』の制作過程を振り返り、
「コージさんが描けないのものはなにか」という話題になった。
それは「余白」。
岡倉天心は著作『茶の本』のなかで「余白の美」を説いている。
その「天心の美術館」で「余白」が描けないコージさんの展覧会真っ最中。

天心はどう思うだろうか。

IMG_0597.jpg
五浦の海に臨む崖の上に立つ六角堂

IMG_0594.jpg
三面ガラス張りで広さは六畳ほど。

IMG_0595.jpg
六角堂から見える景色

IMG_0596.jpg
古い料亭を改築した天心邸。前庭にはボストンから取り寄せた芝生が植えられたと。




スポンサーサイト

コメント

非公開コメント