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2020/06/30

10分で何ができるか

6月28日
120日目
1日おきの洗濯物受け渡し60回目。また前回回数まちがえた……。
アホじゃないといわれそう。

動画のタブレットを動画に撮るということを思いついた。
新しい動画はなかったけれどタブレットを持ってきてもらい、
がらんとした休日のロビーで、動画を動画に撮った。

髪を切った日のようすをじっくり見られる。


6月30日
122日目
1日おきの洗濯物受け渡し61回目。

きょうで6月が終わる。

ロビーで待っているあいだに、
病院のホームページを見る。

***

「面会一部解除(面会予約制)のお知らせ」

受付開始
7月6日(月)平日・土曜日AMのみ
受付時間①10:00〜12:00 ②14:00〜16:00

面会開始日
7月13日(月)平日のみ
予約枠①14:30〜 ②15:00〜
*各病棟1日2組
*1回10分
*面会者は1名

***

面会制限一部解除(面会予約制)についての質問
受付で聞いたが「上のモノに確認しておきます」

1 予約受付時間の①②は、予約枠の①②と連動しているのか?
例:①14:30〜を希望する場合は①10:00から12:00で電話をするのか?

2 1回の電話で複数回予約は取れるのか?

3 同日に電話を複数回かけてもいいのか?

4 日を変えればかけていいのか?

5 3日前までに電話予約とのことだが、3日以上前に予約は可能か?
例:15日面会希望→10日に予約

6 予約の回数制限はあるのか?


10分で何ができる?
病室には入れないようす。
注意事項に「面会場所は各階ごとに決められておりますので、スタッフがご案内いたします」
おそらく車椅子か? 車椅子に乗れないヒトはベッドごと移動?

「現在、東京、埼玉では、クラスターが発生しておりますので急な面会制限をお願いする場合がありますことを……」
読み飛ばしていた。

6日は朝から打ち合わせで不在。
Mさんに電話を頼む。
引き受けてくれた。恩に着ます。

10分はあんまりだと熱くなったが、待てよ。
熱くなっても何も変わらない。

10分で何ができるか、シュミレーションするか。
いや。

会いたい。


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2020/06/27

髪を切る

6月26日
118日目
1日おきの洗濯物受け渡し60回目。

看護師のKさんが、
髪を切ったばかりの動画を撮ってきてくれた。
ライブじゃないけど、いま。

4回見て、動画に呼びかけてしまう。

病室のようすもすこし見られた。

4か月同じ窓のモビール。なんだかモノがいっぱいの床頭台。
4か月使っていない、手桶と洗面器。

病室に入りたい。
2020/06/24

サヨナラ涙

6月24日
116日目
1日おきの洗濯物受け渡し58回目。

看護責任者のOさんに探りを入れる。
22日の会議では、面会を段階的に解除していく方向性の提示のみだったらしい。
つまり、7月1日からの解除はない。

5か月目に突入。

いつからか解除になったとしても、制限がかかる。

日数制限、人数制限は仕方ない。
せめて時間制限の枠を広げてほしい。
4か月以上会えなくて、10分と言われたらどうにも耐えられない。
ぱっと見て認識できるわけじゃないんだ。時間がかかる。
無駄とはわかっていながら「希望」を伝える。

昨晩見た夢。

家か事務所かはわからないけれど、
パートナーが、立って歩いている。

「けーさん、よくなったんだ」
とんちんかんなワタシ。

不在のあいだ作った本たちを見て、
「○○くんの腕があがった」という。

その後、焼きそばの材料らしきものを
出してきて、台所に立つパートナー。

目が覚めた。

このごろは、病気になる前の彼の姿と今の彼の姿、
両方ともしっかり思い浮かべることができる。

サヨナラ涙





2020/06/22

気づけるオトナに

6月20日
112日目
1日おきの洗濯物受け渡し56回目。

午前中に病室で撮ってくれた動画を見る。
目は開かない。

毎年1回だけ、都内の大学に「ゲスト」で編集の仕事のことを話しにいっている。
今年はオンラインでインタビュー形式。

最後の以下の質問項目があった。

「本学科には、幼稚園や保育園の先生を目指す人や、子どもの発達や福祉に興味のある人、
子どもの本が好きな人、などが在籍しています。
学生に対して、なにか期待すること、望みたいこと、などあればお願いします」

さまざまな環境に置かれたさまざな状況の子どもたちがいることに気づいてほしい。
たとえば困難な状況に置かれた子どもたちのこと。
すぐに何かできるわけではない。
ずっとできないかもしれない。
「存在」に気づくオトナになってほしい。

最後に今一度読んでほしい。

児童憲章
制定日:1951年年5月5日

われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。

児童は、人として尊ばれる。
児童は、社会の一員として重んぜられる。
児童は、よい環境の中で育てられる。

一 すべての児童は、心身ともに健やかにうまれ、育てられ、その生活を保障される。

二 すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもつて育てられ、家庭に恵まれない児童には、これにかわる環境が与えられる。

三 すべての児童は、適当な栄養と住居と被服が与えられ、また、疾病と災害からまもられる。

四 すべての児童は、個性と能力に応じて教育され、社会の一員としての責任を自主的に果たすように、みちびかれる。

五 すべての児童は、自然を愛し、科学と芸術を尊ぶように、みちびかれ、また、道徳的心情がつちかわれる。

六 すべての児童は、就学のみちを確保され、また、十分に整つた教育の施設を用意される。

七 すべての児童は、職業指導を受ける機会が与えられる。

八 すべての児童は、その労働において、心身の発育が阻害されず、教育を受ける機会が失われず、また、児童としての生活がさまたげられないように、十分に保護される。

九 すべての児童は、よい遊び場と文化財を用意され、悪い環境からまもられる。

十 すべての児童は、虐待・酷使・放任その他不当な取扱からまもられる。あやまちをおかした児童は、適切に保護指導される。

十一 すべての児童は、身体が不自由な場合、または精神の機能が不充分な場合に、適切な治療と教育と保護が与えられる。

十二 すべての児童は、愛とまことによつて結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。  



6月22日
114日目
1日おきの洗濯物受け渡し57回目。

雨でひんやりとしている。

一昨日の午後のリハビリ時の動画を見る。
新しいチェックのパジャマを着て、車椅子にのっている。
明るめの色にしてみました。似合っている。

髪はいよいよ立つことをあきらめ、下方向に落ちてきていた。
前髪がいい感じだと、動画を撮ってくれた看護師のIさん。
リハのNさん「目を開けてください。動かないと動画じゃないですよー」
確かに。

明日はSola企画検討会をオンラインでおこなう。
わたしがホストで大丈夫か。仕方ない。

会うもよし、オンラインもまたよし。

2020/06/20

うれしい瞬間

6月16日
108日目
1日おきの洗濯物受け渡し54回目。

ちょうどリハビリ中だったので、
連絡ノートは見られず。
着替えもこれからなので、
洗濯物は靴下1足。

病院通い袋に靴下1足入れて
ぐるぐる回しながら駐車場を歩く。

4階の病室の窓をじっと見る。
病室が駐車場サイドでよかった。
反対側は崖だから。

6月2週目からぼちぼち電車に乗って
打ち合わせに出かけている。
空いた時間に往復するが、やや緊張。

夕方、久々に散歩をする。

短パンにサンダルで近所をうろつく
パートナーの姿が、はっきり見えた。

髪はすこし長め。


6月18日
110日目
1日おきの洗濯物受け渡し55回目。

カウントダウンのつもりで始めたが、
終わりが見えないのであと何日といえない。
ただ日数が増えていく。

70年代の日本のロックを聴く。
浅川マキ、サディスティック・ミカ・バンド、シーナ&ザ・ロケッツ、RCサクセッション、頭脳警察、四囃子、PANTA&HAL……

中津川フォークジャンボリー71年実況録音あと、DJごっこに70年代Jロックもいいかも。


6月19日

雨、終日雨。

月1回、Solaのスタッフ+外部メンバーが集まって企画検討会をおこなってきたが、
4月と5月は中止。6月はオンラインでおこなう予定。
しばらくは集まっても3人が限度かなと思っている。
それ以上の場合はオンラインで。

監修を依頼していた先生から「承諾」の返事が届く。
うれしい瞬間。
ありがとうございます。

2020/06/14

坊主刈りで

6月14日
106日目
1日おきの洗濯物受け渡し53回目。

DJごっこは続く。

本日は「全日本フォークジャンボリー(中津川フォークジャンボリー)」1970年の実況録音、
ベルウッドクラシックス2枚組より3曲。
『雨が空から降れば』小室等と六文銭
『春よこい』はっぴいえんど
『怪盗ゴールデンバットのうた』なぎらけんいち
ライブ音源はいいですね。

ではまた明後日お目にかかりましょう。

きょうのロビーはわたしひとり。
昨日撮ってくれた動画2本を、心ゆくまで見る。
朝の病室で、ベッド上での顔のアップ、
午後ナースステーション前で、車椅子に乗っているところ。

7月に解除になったとしても、人数制限、予約制、時間制限などがあるだろう。
それでも会えないよりはいい。

26日にようやく床屋が入るそうだ。
この際、GIカット? 坊主刈りにしてもらおう。
許せ。

2020/06/13

猫の楽団

6月13日

ゴーッと急に強く降ったり小降りになったり
雨が降り続いている。

Fさんのお連れ合い作「魂のマグカップ」が到着。
誕生日にと。感謝。
15匹の猫楽団。
仕事机に置いて、何度も眺める。
不思議なオーラを放っている。
暗闇で光るかもしれない。
今晩試してみよう。

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2020/06/12

DJごっこ

6月10日
102日目
1日おきの洗濯物受け渡し51回目。

病院の玄関のあたりにも、ロビーにも
わさわさヒトがいる。

入口付近の椅子に座って待っていると、
わさわさしていたヒトたちが、
代わる代わるエレベータに乗っていく。
家族の容態が急変したのだろう。

自宅1階の居間は、このくらいの暑さだったら
まだエアコンをつけなくても大丈夫。
窓をあちこち開け放って、風が通る。

夏場は居間にい草の寝ござを敷いて寝るのがすきだったな
パートナー。

夕方から、天然除虫菊の蚊取り線香を焚く。

蚊取り線香の香りと風が心地よい。


6月12日
104日目
1日おきの洗濯物受け渡し52回目。

妹のプレゼントのCDを聞かせたくて、
「DJごっこ」をしてみる。
ICレコーダに曲の紹介をDJふうにかたり、曲を流す。
1曲終わったらライナーノーツをさもしたり顔で読む。
では次の曲、なんて。1回に2曲を紹介する。

けっこう楽しい。下手くそDJだから、
もたもたして妙な間があいてしまう。

自分は聞かないからよしとする。

梅雨寒などはどこへやら。

スコールのような雨。


2020/06/09

キャロットケーキとCD5枚アルバム

6月9日
誕生日。

妹から電話あり。

久しぶりに妹とパートナーのSさんが訪ねてくれた。

キャロットケーキとCD5枚アルバム。

すてき。

「ザ・ニューオリンズ・ジャズ&ヘリティッジ・フェステバル」
開催50年メモリアルアルバム。
ライブパフォーマンス全53曲。

今夜は眠れない。

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2020/06/08

いよいよ三桁

6月6日
98日目
1日おきの洗濯物受け渡し49回目。

11時にリハビリ時にNさんが動画を撮ってくれた。
タブレットを預けてくれたので、ロビーで繰り返し繰り返し見る。

ブルーの縞のパジャマを着てる。
そろそろ新しいパジャマを仕入れるかな。


6月8日
100日目
1日おきの洗濯物受け渡し50回目。

いよいよ三桁になってしまった。

午前中久しぶりに電車に乗って神保町に打ち合わせに。
3月終わりからしばらく乗っていなかった。

本日のICレコーダーを録音中に、あき恵が机にのってきたので、
協力を依頼したところ「けーさん」と鳴いた。ホントに鳴いた。

看護責任者のOさんに聞かせたら
「ホントにわたしにも聞こえました」
病室に戻ってすぐに聞かせてくれると。

毎週月曜日に病院の対策会議がある。
おそらく15日には条件付き解除も難しいと。
6月いっぱい面会制限は続く。

もういいや。長すぎる。

あしたひとつ歳をとる。
2020/06/04

されど猫

6月2日
94日目
1日おきの洗濯物受け渡し47回目。

しばらくすがたが見えなかった看護師のSさん。
おなかがだいぶ大きくなっている。
7か月だと。産休に入るまえにまた病棟で会えるかな。

リハビリ中だったので、連絡ノートは書かずに退散。

猫と暮らしているヒトは、それぞれ感じているふしぎな行動があると思う。
ウチの場合。

階段の雑巾掛けするとき。
1段1段、いっしょにあがる。
階段の雑巾掛けは上からおりながらのほうが理にかなっているのだが、
わたしはあがりながらになってしまう。

パソコンのディスプレイの正面に、座っているヒトと向かいあう状態で座る。

プリンターの準備音がするととんできて、給紙トレーに手を出す。

茹でようと思って鍋に水を入れると鍋から水飲む。

まな板を出すとすぐ近くにじっとたたずむ。アブナイよ。


6月4日
96日目
1日おきの洗濯物受け渡し48回目。

看護責任者のOさんによると、
16日から面会が解除されたとしても、条件付きになる可能性が大。
日数制限、時間制限、人数制限など。
解除されたら、あれとこれとあれとこれと……と思っていたが、最初は難しいかもしれない。
欲張らずに、ひとつひとつ。まずは「動画」じゃなく「ホンモノ」に会えること。

久しぶりに病室とのライブがつながる。
フェイスシールドをつけた介護士のHさんが病室で撮ってくれている。
大声で繰り返し名前を呼ぶ。目は開かないけれど声に反応してくれる。

わたしもフェイスシールドをつけて会いにいくか。

すこしサボっていた夕方の散歩。
猫の路地では、猫たちの夕食が終わったところだった。
「このこがお父さん。ノラで18歳くらい」と器を片付けているヒトとすこし話をする。
小柄な雄、なかなかの面構え。
ノラファミリーのようだ。

『たかが猫、されどネコ』という群ようこのエッセイがあったな。

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相似形? で寝る
2020/06/02

初の創作連載スタート!

5月31日
92日目
1日おきの洗濯物受け渡し46回目。

面会できなくなって3か月が過ぎた。
広島カープのカレンダーも4月と5月は
誰がメインだったのかわからないままめくられる。

30日、久しぶりにSolaのホームページを更新した。
Web担当のMさんは6月もずっと在宅勤務だという。
遠隔作業での更新を今後検討するかもしれない。
でも、会ってあれこれ相談するのはやはり楽しい。

初の創作の連載がスタートした。
有島希音さんの「海が語ること」。
故郷北海道の海で何が起こったのか……。

イントロダクションからすこし引用する。

最近、故郷の海を作品に書いた。そこには避けて通れない事実がある。
どうにかして、作品に書き込みたかった。でも、どうしても物語からはじかれた。
ならば、はじかれっぱなしにしておけないその事実を真正面から書くしかないと思った。
(中略)
社会情勢にまったく疎い私が、苦手の戦争に取り組む。どうなることか。
作品は、書いてみなければわからない。
予想もつかない人物が急に飛び出してきて、ひっかき回されることがある。
あるいは、にっちもさっちもいかなくなって頓挫するか……。
とにかく、始めることにする。

ぜひ読んでください。

6月が音もなく始まった。

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