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2018/08/12

友だちになりたい

「ピンポーン」とインターホンが鳴る。
同時に飼い猫2匹が1階にいるときは2階に、2階だったらタンスの上にダッシュで逃げる。

2016年11月4日、パートナーが倒れた日のこと。
インターホンとともに救急隊が居間に駆け込んできた。担架に乗せて外に運び出す……。
あの日以来、2匹はインターホンが鳴ると逃げるようになった。

「ピンポーン」+猫ダッシュ
ドアの外にマドンナことPさんの娘のKちゃんがネコ柄の保冷バックを手に立っている。
「スープの冷めない距離」からPさんの運転する車に乗って
いっしょに夕食を届けにきてくれた。
これで3回目。うれしい。心なしか「猫ダッシュ」のスピードと距離が落ちた気がする。

Kちゃんは自閉症スペクトラム障害がある25歳。Pさんによると「3歳」だという。
わたしはKちゃんと友だちになりたいと思っているのだが、まだ片思い状態。

気をつけること。

・一度にたくさんのことを話さない。
・大きな声を出さない。
・伝えたいことを紙に書いて見せる。
・突然注意しない。
・これからやることを書いて知らせる。何が起こるかわからなくて不安にさせない。

『アスペルガーの心1 わたしもパズルのひとかけら』は、アスペルガー症候群である著者が
4年生ときに描いた絵本をもとに小学校の先生といっしょに作った「絵本」だ。
5、6年生のときにまとめた『アスペルガーの心2 パニックダイジテン』、
中学生のときに描いた『アスペルガーの心3 きんじょのらぶちゃん』の3冊が出ている。
3冊目の解説を書いている村中李衣さんに教えてもらった。

Pさんが行きつけの近所の中華料理店(厨房も配膳もオール中国人)で、
念願かなってKちゃんと姉のSちゃんとPさんといっしょに夕食を食べた。
Kちゃんの隣に座ったSちゃんの自然な振る舞いにうなった。
しっかりフォローしているのに流れるような雰囲気なのだ。
あたりまえだけれど一緒に育ってきたのだということがひしひしと伝わってきた。
のびのびと美しく成長している。
Kちゃんには妹もいる。いつか機会があったら三姉妹と一緒に食事がしたい。
Sちゃんは絵を描く。この話はいずれ。

時間をかけてゆっくり、Kちゃんと友だちになりたい。

10月のお誕生会にまぜてもらえそうだから、静かにはりきっている。

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『アスペルガーの心1 わたしもパズルのひとかけら』
『アスペルガーの心2 パニックダイジテン』
『アスペルガーの心3 きんじょのらぶちゃん』
(フワリ作・絵 偕成社)


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2018/08/05

求む! 足湯メイト

マドンナことKさんの勧めでパートナーの足湯と手湯をはじめて1か月が過ぎた。

手湯は1人でおこなえるが、足湯はもう1人助けが必要だ。

ベッドに寝たままで手足を動かすなどのリハビリを一通りおこなったあと、
電動ベッドの頭を30℃から45℃くらいおこし、足もすこしあげる。
まずは手湯を片方ずつ。右体側にバスタオルを敷き、パジャマの袖をまくる。
やわらかい素材の折りたたみバケツに湯と入浴剤を入れる。
ゆっくり手をつける。
右手は麻痺のひどい左手にくらべ動く反面、
つねに握りこぶしの状態で力が入って強ばっている。
湯のなかで指や爪をマッサージして、しばらく置いておくと少しずつ力が抜けてくる。
手を開くまでには至っていない。
タオルで水分をしっかり拭きとる。
同じように左手もおこなう。左手は麻痺がひどいので力は入らず開いた状態で湯につける。
入院当初からくらべるとわずかだが左手が動き力が入るときがある。

ベッドを平らに戻し、起こせる高さに下げる。
持参したすのこをベッドの足下に置き、バスタオルを敷く。
パートナーを起こしベッドに座った状態で足をすのこにのせる。
パジャマの裾をまくる。足湯バケツに湯と入浴剤を入れる。
両足をゆっくり足首まで湯につけ、爪や指をマッサージする。
目標は10分。しっかり拭いて足湯バケツをはずし、すのこに足をもどす。

余裕があれば爪にオイルを塗るなどで完了。

リハのNさんと車椅子に乗るときも「足湯やっていいですか」とお願いして、
車椅子でも手湯と足湯。
介護のYさんが、足湯やるなら車椅子乗せましょうか、と言ってくれた。

湯につけたときに表情がふっと緩むのがうれしい。

Kさんをはじめ訪ねてくれる友人の助けを借りて、できるだけ続けていきたい。
足湯メイトに感謝。
このところ発熱もなく安定している。

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『絵で見るおふろの歴史』(菊地ひと美 講談社)
なんでおふろ……いい絵本なのに品切れが惜しい。