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2018/10/09

動かない23時間

4月終わりから最近まで熱もあがらずに、パートナーの体調は安定している。
4月以前は月に1度くらい発熱していた。

5月終わりころから簡単な家族口腔ケアを始めた。
病院の口腔ケアは日に1回。
自分のことを考えても日に2〜3回歯を磨いたりするわけで……
ずっと気になっていたのだが、できなかった。
最近「口のなかがキレイですね」と看護師さんに言われたりしている。

土曜日の午後、月に3回くらいは理学療法士のNさんのリハビリ時間にあわせて、
パートナーのリハビリに同行している。
車椅子に乗って、このところは2階のリハビリ室に行くことが多く、
リハの最後に足湯をさせてもらっている。
季節や天気のタイミングがあえば外に出ることもある。
猛暑のあとに台風続きで、なかなか外に出られない。
寒くなるとまた出られなくなるから
紅葉のころには外の光と風にあたりたい。

先週はNさんが土曜日休みだったので、金曜日に同行した。
右手の指が硬くなっている。とくに小指と中指。
小指は曲がったまま伸ばせなくなっている。
右手は力が入る分、ぐっと握った状態のままになっていることが多い。
気づいていたのだが、ケアが足りなかった。
Nさんがやっているように、
ゆっくりゆっくりすこしずつすこしずつ指を伸ばすようにしていこう。
「手湯」はひとりでできるから、手湯のあとに伸ばしてみよう。
右手の肘も硬くなりがちで、最初は曲げ伸ばしがきつかったが、
ゆっくりゆっくりすこしずつすこしずつ動かすうちに、
ひとまず動かせている。

リハビリしても1日1時間くらいで、残りの23時間はじっと動かない時間だと。
いまさらながらNさんの言葉を頭のなかで繰り返す。

動かない23時間。しっかり記憶にとどめよう。
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2018/09/23

ステンシルに挑戦

絵本作家のむらかみひとみさんが、新刊の「ひかりとかげ 切り絵・版画・写真」の準備を着々と進めている。
22日、Sさんの主宰する文庫で子どもたちと「クリアファイルでステンシル」をおこなった。
11人の子どもたちに「できない子代表」もまぜてもらった。

1 むらかみさんが用意した図案(りんご、鳥、くも、木、花、えんぴつ、ネコ、むずかしい木)のどれか1つにクリアファイル(130ミリ×130ミリ)を重ね、マスキングテープで動かないようにとめ、図案を油性ペンで写す。
*ステンシルする時に絵の具がはみ出ないように真ん中に写す。

2 図案を切りぬき、ステンシルシートをつくる。
はさみの入りやすいところまでカッターで切り、あとははさみで切る。
全部カッターで切ってもOK。
図案の外側を使うので、中の切り抜く部分は途中で切れてしまってもOK。
*猫が切れるのはさみしいので、切れないように気をつけた。
*中が切れてはイヤ、という子や、どんどこ切って要領よく進める子、最初は切らなかったのにできたから細かく切る子などいろいろ。

3. ステンシルシートを画用紙の上に重ねマスキングテープでとめ、
紙皿に絵の具を出してメラミンスポンジに絵の具をつけて、
ステンシルシートの切り抜かれた部分にポンポンと色をつけていく。
*色を混ぜたり、重ねたり、絵を描くように。子どもたちは自由だ。

4 シートを水洗いしてから、図案の向きを変えて、黒の絵の具でステンシルして影をつける。
*影をつける子、影は関係なく好きなように図案を重ねたり、続けたり、背景もステンシルしたりいろいろ。

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むらかみさんのお手本

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「できない子」の「猫」。下から影つき、ステンシルシート、切り抜いた内側を使ってみた。



2018/09/19

版画は人なり

絵本作家のむらかみひとみさんが、来夏刊行に向けて「ひかりとかげ 切り絵・版画・写真」の準備を進めている。
7月に出た『つくろう! あそぼう! かたちともよう 切り紙・スタンプ・版画』
(玉川大学出版部)の続編だ。
学童保育、図書館、文庫などで、実際に子どもたちと掲載予定の作品づくりに取り組んでいる。
19日、本作り空Solaにて「できない子ども代表」のわたしと「できる子ども代表」のスタッフJが、むらかみさんの指導のもとゴム版画にチャレンジした。

1 むらかみさんが描いてきた「ラフスケッチ」(猫3種)の1つを選ぶ。
*もちろん自分で描いてもいいが、今回はお手本を使用。
*彫ったところには色がつかず、残しているところに色がつく。これ基本。

2 トレーシングペーパーに絵を写す。

3 カーボン紙でビニールゴム板(はがき大)に絵を写す。

4 彫刻刀で彫る。
*丸刀と三角刀、丸刀が気に入った。
*もしかしたら小学生以来か。小学校の卒業制作だったか忘れたが、4人くらいで「巨大版画」(木版)を彫った。とにかく「大きさ」だけは負けないようにと、ベニヤ板を4枚つないだ。巨大な鳥が飛んでいる構図だった。ただでさえ彫っているとどこを彫っているかわからなくなるのに、大きすぎるし、しかも4分割して部分を彫っているので、もう何をしているのかわからなかった。

5 版画絵の具をぬる。
*水性版画絵の具をのばし、版画ローラーで均一になるようにコロコロならす。
*ゴム板にローラーで絵の具をムラなくぬる。

6 紙をあてて、バレンでこする。そっとはがして、できあがり!

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彫ったゴム板と完成品。右から、むらかみさん、スタッフJ、わたし。
うーん。猫の表情に性格があらわれている。

このあと3人でパートナーの病院へ行き、
目を開けたら一番に見える場所に3枚並べて貼ってきた。
このところ目をあまり開けない。きっとわたしが作ったものはすぐにわかるだろう。

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病室のモビールも秋バージョン、リスとどんぐり。
2018/09/05

しっかり座る

パートナーのリハビリ担当者は3人。
理学療法士のNさん、言語聴覚士のAさん、作業療法士のTさん。
NさんとAさんは入院当初から継続して見てくれている。

言葉を発せないパートナーに辛抱強く接して、細かい反応や変化に気づいてくれる。

わたしが出張などで病院に行かれないときは、
リハに入ってもらえるよう予め調整をお願いしている。

自身の出張や休みに代わりの人を頼んでくれたりもする。

先日、Nさんの代わりに入ってくれたKさんから、
嬉しい反応をもらった。

起こすのにもっと介助が必要かと思っていたが、
楽に起こせて、しっかり座ることができた、と。

このところ週2〜3回、わたしも起こしているので、短時間だが週5日くらいは起きている。
Kさんいわく、日々の積み重ねが、1週間、1か月、3か月と過ぎていくと、
しっかり体にあらわれると。

最初のころ、「リハビリだめ」はできないとNさんが話していたことを思い出した。
今日たくさんリハしたから明日はお休み、とはいかない。日々をどう過ごすか。

ん、これはリハに限ったことではない。
今日をしっかり生きる。


2018/08/29

真っ暗になった

月曜日の晩は近隣の練馬や東久留米で、1時間の雨量が70ミリを超える猛烈な雨が降った。

18時半にパートナーの病院に到着したときには、すでに雷と雨風が強くなっていた。

いつものようにリハビリをおこない、終了間際、病室が真っ暗になった。

リハビリ時はベッドの高さをめいっぱい上げ、フラットにして、仰向けの状態でおこなう。
ふだんはポジショニングピローで体位保持し、時間ごとに体位変換している。
左に向けて、ポジショニングピローを入れてタオルケットをかけた瞬間だった。

真っ暗になった。
たぶん3分くらい。
暗闇でパートナーといることが心地よかった。
闇にすっぽり包まれてほっとする感じだった。

長く停電したら大変だし
なんだか無責任なことを言ってるのだが。

病室の電気がつき、エアコンのスイッチを入れた。

病院は非常電源が設置されており、
酸素や吸引器は商用電源ではないので
停電時もつながっている。

面会時間ギリギリに帰ろうとしたら、
看護師のTさんが、無理して帰らなくてもいいですよ、と声をかけてくれた。

病院前の急坂は濁流の勢いが増していた。
逆方向から回っていこうとしたが、事故で渋滞していた。戻って急坂を降りた。
近くの十字路に水が溜まっており、危険なので迂回して無事家に到着。