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2019/06/02

病院の日常

5月21日
昨日は顔色が白く、目は開かず。体に力が入らないようで、弱々しい感じだった。

本日体温は37℃台、呼吸は安定、痰も通常。
顔色が戻ってきた。
パートナーの友人NさんとSさんが来てくれた。足と手を蒸しタオルであたためると、
久しぶりに目を開けた。手足指のマッサージもしっかりやってくれた。

5月22日
夜間帯37.6℃、体温の曲線が下がりぎみで推移してきた。
作業療法のリハビリ入る。

5月23日
血液検査とレントゲン検査の結果、炎症反応は下がっており、左肺の影が消えかけている。
抗生剤が効いた。
目を開ける回数が増えた。
スタッフKと一緒に足の蒸しタオルをおこなう。

5月24日
同室の点滴&酸素モニター装着の患者さんにリハが入っていたので、観察&質問。
発熱などの症状がなく、患部を気をつければある程度は動かせると。その患者さんは首に注意。
パートナーは左足のそけい部からカテーテルを挿入しているので、ここに注意。
指にパルスオキシメーターを付けているが、リハするときは左右付け替えればいい。
しばらく点滴は継続なので、付き合いながらできることをする。

5月25日
理学療法士Nさんのリハを見学。
車椅子やベッドに座ることはできない。
左足は膝を10°くらい立てる程度は大丈夫のよう。
横向きも左右しっかり。
ベッドのアタマを35°くらいまでしっかり起こす。足は14°くらい。
久しぶりに座った感覚で、30分くらい起きていた。

5月26日
児童図書館研究会の総会で、東京子ども図書館へ。
いまの建物ではなくマンションの間借り時代にすこしだけ職員だった。懐かしい顔に会えた。

夜、すこしリハビリする。

5月27日
久々の入浴。
さっぱりしたようす。
抗生剤を今日から止める。
点滴は続く。

5月28日〜30日
安定している。
栄養が昼のみ再開。


5月31日
点滴が外れた。
栄養も通常に戻る。
パルスオキシメーターはまだ付いている。

夜、首のマッサージと手湯をゆっくりおこなう。くつろいだ表情になった。

6月1日
地元の国立ハンセン病資料館の企画展
「キャンバスに集う 菊池恵楓園・金陽会絵画展」関連イベント
荒井裕樹さんトーク企画「生きるための絵」に鳥取大学のK先生と参加。
荒井さんは二松學舍大学文学部准教授。専門は日本近現代文学、障害者文化論。

夜、リハビリをおこなう。
昨晩同室の患者さんが亡くなった。
今週は4病棟で2人亡くなった。

病院の日常が戻るまであとすこし。


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IMG_0796.jpg

パートナーの散歩コースで出会ったノラ





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2019/05/20

なにもしない時間

5月15日、パートナーが2年半ぶりに家に帰ってきた。


5月15日
9時
病棟の看護師から電話。
早朝37.6℃、主治医からの連絡を待つように。
言葉を失う。電話を切り号泣。
事務所にはスタッフSとKがいた。
入稿間際で仕事が立て込んでいたのに、
ストレスをかけてしまった。さぞかしコワかっただろう。

主治医から電話。
37.2℃、体調は万全ではないので、責任はもてないが、おそらく大丈夫だとは思うと。
急変したら戻るなどを確認し、予定通り決行を伝える。

数日前から目を開ける頻度が下がり、体調が下り坂の予感はあった。

10時
病室着。外出用の新品のパジャマに着替える。
吸引カテーテル、消毒綿、酸素の濃度を計るパルスオキシメーターなど
病院で用意してくれたグッズを受け取る。

10時半
同行の看護師MさんとヘルパーYさん病室着。

準備万端のはずが、乗っていく車椅子が用意されていないなどすこし焦る。
病棟の介護士が車椅子に移乗。
リハのNさんも顔を見せる。

11時
介護タクシーの乗務員が病室に。
酸素ボンベを押しながら車椅子で病室を出る。
介護タクシーに乗車。看護師MさんとヘルパーYさん同乗。
わたしは自分の車で介護タクシーを先導。

11時15分
自宅に到着。
スタッフSとKが、あらかじめ道路から庭、庭から居間への2箇所にスロープを設置。
居間には前日に床材を敷き詰め、ベッドを2階から下ろし、吸引器をスタンバイ済み。
居間のベッドは猫が気に入ったようす。

11時半
猫はいったん居間から出して、ドアを閉める。
庭からガラス戸を開け居間に入る。
ベッドに足をあげて伸ばし、車椅子の背を倒し寝かせぎみにし、
両肘にクッションをあて、ポジショニング完了。
看護師Mさんが、酸素・体温などを計り、吸引をおこなう。
酸素はやや低めだが、許容範囲。体温も36.8℃。

看護師Mさん退出。

居間のドアを開ける。
昨年の広島カープの松田スタジアムでの優勝決定試合の録画を流す。

スパーウーマンHさんと母が「おかえりなさい」と挨拶に。

ほどなくして猫2匹が入ってくる。
すこしようすをうかがっていたが、サビ猫のあき恵がパートナーの足の間に座る。
アゴを足にのせてじっとしている。
黒猫のた助は、足下に横たわったり、
においを嗅いだり、酸素ボンベに興味を示すなど落ちつかない。

足湯をする予定で、足湯バケツを用意していたが、
このままじっとしているのもいいかなと思い、
わたしも足下に横になってみた。目を閉じた。
わたしがじっとしていると、た助も静かになった。
2人と2匹でウトウトしながらふと気づくと2時間が過ぎていた。
パートナーは目を閉じたままだったが、ゆったりしてくつろいでいる表情だった。
あき恵はじっと動く気配はない。た助はウロウロしてみたり寝てみたり。
一度吸引をしたときは、足の間から離れたが、また戻ってきた。
あっという間に病院に戻る時間になった。
猫を抱きかかえ居間から連れ出して、ドアを閉める。

14時半
介護タクシーが迎えに来た。
わたしは車で一足先に病院に。

パートナー到着。

14時50分
病室に戻る。
血圧、酸素、体温も問題なし。
レントゲンに異常は見られない。

5月16日
6時、体温38.7℃。CRP上がりと白血球増加、血圧が下がる。軽いショック状態に。
左肺にかげあり。肺炎と尿路感染症の併発。
病室移動、心電図、酸素などのモニター装着。経管栄養中止、抗生剤点滴始まる。

5月17日
体温37℃台で推移。
軽くマッサージをおこなう。

5月18日
体温38.7℃に。
痰も多い。

5月19日
15時
体温37℃台で推移。
友人のMさんと一緒に病室へ。足湯の予定だったが中止。
手指足指のマッサージ、首のマッサージをおこなう。

5月20日
体温37℃台で推移。
血液中CRPは以前高いまま、白血球はあまり増えていない。
左肺の肺炎が急激に広がっている。ここまでの肺炎で熱が出ないことがイヤな状態。
中心静脈カテーテルを挿入。
抗生剤を夕方から変える。
この薬が効くかどうか。

呼吸が苦しそうなようすはいまのところ見られない。
痰は多めだが、吹き出すことはないようす。
指のマッサージ、手を熱い蒸しタオルで拭く。

明日にかける。

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IMG_0793.jpg

パートナーの散歩コースのひとつ。
病院から急な坂を下り、川沿いの道を歩く。
ようやくひとりで歩けるようになった。
2019/03/31

イエトニャンコハニゲナイ

先週の木曜日、いつものように家族リハビリをおこなった。
ベッドに10分くらい座って寝かせたとき、どうも体が熱い。
看護師のKさんを呼んで体温を計ってもらったところ、37.7度。
祝日のため、ひとまずクーリング。夜間38℃台にあがる。

翌金曜日、抗生剤投与。37℃台に下がるが夜間また38℃台に。
目は開かず。体に力が入らなくなる。痰が濁り量が増える。

土曜日、血液検査の結果、白血球数と炎症反応CRPの数値が高く、
昼から経管栄養を止めて、抗生剤の点滴開始。
作業療法のリハビリは中止、言語療法は軽めに入る。
動かせないので、軽くマッサージ程度にとどめる。

日曜日、37℃台。
パートナーの高校時代の友人ご夫妻と、軽く家族リハ&楽しくおしゃべり。

月曜日、レントゲン撮影の結果、左肺に白い影あり。肺炎と診断。
さほど広がってはいない。
呼吸が苦しそうなようすはない。
肺炎の種類は多い。治療は原因菌を特定して抗生剤を投与するのだが、
いったんその菌に効いても、また別の菌が出てきてしまうこともある。
抗生剤を使い続けていると細菌の薬に対する抵抗力が高くなり、薬が効かなくこともある。
しばらく経管栄養はなしで、点滴が続きそうだ。
点滴が外れるまで起こすことはできない。

火曜日、36℃台に下がる。薬が効いている。
ベッドサイドでの理学療法、言語療法のリハビリ入る。
わたしはマッサージを続ける。
すこし目を開けるようになった。
体の反応も出てきた。

水曜日、Yさんと足湯の予定だったが、手と足の蒸しタオルに変更。
ベッドサイドでの家族リハビリをおこなう。
1週間後に控えた「ネコニキケ」の延期を決めた。
家も猫も逃げないから、しっかり治してから帰ろう。

木曜日、36℃台。
主治医、リハ担当者、ナース、ソーシャルワーカーとわたしでカンファレンス。
白血球数と炎症反応CRPの数値は下がり、肺の影も消えつつある。
しばらく栄養を止めているので、栄養状態は当然落ちている。

4月から言語療法のリハビリがなくなることに。
先日、言語療法のAさんから「家族なんちゃって言語リハ」を習う。
口腔ケアはいままでもやっているので、首や顔周りのマッサージをたまにやってみよう。

週2回入っていた理学療法も1回になる。
いつも土曜日に同行していた理学療法のリハは、
車椅子の乗り降りを理学療法士のNさんにお願いして、
リハ時間中は、パートナーとわたしの2人になる。
もう1人に酸素ボンベを持ってくれる助っ人がいると
外に散歩に行くことができる。
車椅子なら足湯はわたし1人でできる。

カンファレンス後に、ベッドサイドでの家族リハビリをおこなう。

金曜日、36℃台。
1日1回、昼のみ経管栄養開始。
喀痰検査の結果によくない要素あり。
検出菌に「耐性菌」が見られる。
寝たきりの状態なので、さまざまな機能が落ちてくるのはある程度仕方のないこと。

点滴が外れて、栄養状態がもどり、お風呂や起こしたりできるようになれば、
病院での日常が戻れば、また外出もできる。

土曜日、36℃台。
言語リハの最終日。
いままでありがとうございます。
目を大きく開けた。
昨日、プロ野球開幕。
「広島カープ速報動画」で、大瀬良の完封試合のハイライトと
ヒーローインタビューを見せる。

夜半から雨。

4月3日はまだ寒いかもしれない。
庭のいちばんキレイな新緑の季節に帰ろう。

「一度家に帰ろう」大作戦の新たな決行日が決まった。
20191517_コードネーム「新ネコニキケ」

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病室の「まりーちゃんとひつじたち」



2019/03/03

コードネーム「ネコニキケ」

「一度家に帰ろう」大作戦の決行日が決まった。

20190403_コードネーム「ネコニキケ」

病院を11時に出発、15時には戻る。病院から家までは車で10分くらい。
知り合いのヘルパーさんと看護師さんが付き添ってくれる。心強い。

スロープ、吸引器のレンタル、介護タクシーなども手配済み。
車椅子で居間にあがるので、床に敷くタイルなども準備する。
万一のときに備えて、2階からベッドを居間に下ろす予定。
車椅子でずっと過ごせるといいのだが。

ふだんのリハビリでは、車椅子に乗っている時間は1時間くらい。
「大作戦」では移動も含めて4時間くらい乗っていることになる。
慣れるためにすこし長めに乗ってみようということになり、昨日Nさんのリハビリのあとに、
しばらく病室で車椅子で過ごしてみた。
Nさんは次の予定があるので、窓側を向いてパートナーと2人で1時間弱過ごした。
音楽をかけて、足をマッサージしたり。吸引は2回ほど。
車椅子の角度を立てたり寝かしたりしながら、あっという間に時間が過ぎた。
Nさんにベッドに戻してもらい、ほっと一息。
車椅子で4時間大丈夫だろうかとやや心配なところがあったが、手応えがつかめた。

車椅子への移乗はまだまだだが、これができるようになると世界が広がる。

昨年の広島カープのマツダスタジアムでの優勝決定試合の録画を見て、
ネコと遊んで、足湯もしようか……。

パートナーの体調がこのまま安定して、雨が降らないことを念じるのみ。

このところ毎日目をしっかり開ける。呼びかけにも答えてくれる。
二度答えてくれることもある。
前回の「なあに」は声を出すのではない。顔を向けて目を開いて「なあに」という表情をする。
近ごろ気づいたこと。
ベッドに座って隣で耳元から呼びかけると、気管切開のカニューレが揺れて
息をスースーさせるような感じがある。
2019/02/10

なあに、と答える

1月の終わりにパートナーの病室が変わった。
反対側の窓側になったので、左右が逆転した。
移った当初は左右が変わるとここまで戸惑うかという感じだった。
まずエレベーターを降りるところから。
4階に着いて気合いを入れて体を左に向けないと、そのまま右に行ってしまう。
ようやく慣れてきた吸引も逆からなので、ぎこちなかった。
1月は4病棟の患者さんの病室移動が多かったので、
看護師さんや介護士さんも「○○さんはどこ?」とクルクルしていた。

昨年の4月終わりごろから続いている「発熱しない記録」が更新されている。
こう書くと発熱しそうでコワいが、なんとか春までこのまま安定してほしい。

今年になって、毎日目を開けるようになった。
開け方は日によってまちまちだが、病室にいる1〜2時間の間に必ず開ける。
リハビリの間ずっとぱっちり両目を開けていることもある。

足湯は、SolのスタッフK、カープ坊やの刺繍をしてくれたHさん、
理学療法士のNさんの手を借りながらひとまず週2回くらいは続けている。
パートナーの高校時代の友人や、Solaの仕事仲間も手伝ってくれる。
ありがとうございます。

ベット上に起こして10分くらい座ることはわたし1人でできるようになった。
左右逆転してよかったこと。窓側を向いて起こせるようになった。
前の病室では利き手のぐあいで、ひとりのときは廊下側を向いて起こすことがほとんどだった。

パートナーの右側に座って支えながら、右耳のそばで名前を呼ぶと、
顔を向けて目を開いて「なあに」と答えてくれる日がある。
何度も呼びかけてしまうが、答えるのはたいてい一度きり。
「なあに」は日によって「大き」かったり「中くらい」だったり「小さかった」りするが、
答えてくれる。
嬉しくて嬉しくて、同行してくれた人に「見てて見てて」と見せびらかす。

🎵 あなたと呼べば あなたと答える 山の木霊の嬉しさよ

という歌がアタマのなかでリフレインする。

🎵 あなた なんだい

人の人との関係の基本がこの歌にあったとは。
サトウ・ハチロー&古賀政男はすごい。

ぜひ「なあに」を見にきてください。
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