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2018/11/25

「一度家に帰ろう」大作戦 始動

このところ好天が続いている。
1週間ほど前のこと。
その日も天気がよく暖かかったので、パートナーを車椅子に乗せ、
理学療法士のNさんと外に出た。
病院の前の駐車場の中に植え込みがあって、その前で日向ぼっこをしていた。
Nさんから次のような提案を受けた。
「2年が過ぎ、おそらくこれから長期戦になると思う。
院内でできるリハビリはこれ以上新しいことはなく、
新たな刺激となることも難しい。このところ病状が安定しているので、
外出で、一度家に帰ってみることを検討してみたらどうか。
家のなかだったら猫に触れることもOKなので」

名付けて「一度家に帰ろう」大作戦。
実行するには、課題がいろいろある。

1 ひとりでは無理
2 車椅子で家に入るための準備
3 吸引をおぼえる
4 車椅子への移乗(全介助)をマスターする 
5 吸引器の手配
6 看護師の手配(病棟の看護師は付き添えない)
7 移動手段の手配(介護タクシー)

まずは、課題1。
マドンナことKさんに相談。
「希望は必要」と。
作戦への参加を承諾してくれた。
しかも妹さんが看護師という最強ぶり。

つぎにドクターに相談。
病院では何はともあれドクター。
病状が安定しているので、このままの状況であれば、寒い時期を避けて、
課題をクリアすればOKと許可がおりた。
平日11時くらいに病院を出て、2時間〜3時間くらい家にいて、
15時くらいに病院に戻るのがベストとのこと。


課題4「車椅子への移乗(全介助)をマスターする」は、
そう簡単ではないと理学療法士のNさん。
病室のベットから車椅子に移って、車椅子のまま戻ってくるので、
病棟のスタッフの補助は受けられると。
それならなんとかなるか。いつかマスターできるように時間をかけて取り組もう。

パートナーがこのまま安定した病状で今冬を越して、
わたしが課題をひとつずつ焦らずクリアする。

来春を目標に「一度家に帰ろう」大作戦を開始しよう。

この作戦に力を貸してもいいと思った方、ご一報ください。

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待ってるよ(た助&あき恵)

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2018/11/03

「出張プロジェクトin山中湖」

隔月で集まりをもっている「Sola1冊の本プロジェクト」。
10月は「Sola1冊の本プロジェクト 出張プロジェクトin山中湖」。
山中湖在住のメンバーの提案で、山名湖で合宿プロジェクトをおこなった。
参加者は9人。

この時期としては異例の暖かさと雲一つない晴天に恵まれた2日間だった。

1日目は、山中湖在住のメンバーのお宅で、ヘブライ語の翻訳作品の検討会をおこなった。
著者(75歳)は、小型自家用車を運転して、
ヨルダン川西岸地区とガザ地区に通いつづける未亡人。
イスラエル大手出版社の元編集者兼作家でドイツ語とフランス語、スペイン語のヘブライ語翻訳家として、カフカ、カミュ、ニーチェ、マルケスなどの訳書がある。
三人称で描かれる同書の彼女はじつに自然体で魅力的な女性。
彼女とパレスチナの市井の人々との、30年間にわたる交流記録。

次回12月のプロジェクトでも再度取り上げて検討を続けたいと思う。
ぜひ形にしたい作品だ。

2日目は「ハイキング」と称した「山登り」(大平山・平尾山)を体験した。
久しぶりの山歩き。

***
パートナーが倒れて、明日11月4日で2年になる。

いまだにできないことがいくつかあり、そのひとつが散歩だった。

わたしは先天性股関節症で、右足に人工股関節を入れている。
左足も同じ病気で、いずれ人工股関節を入れることになるのだろうが、
いまのところはなんとかもっている。

わたしはもともと山歩きが好きで、若いころは無謀にも南アルプスに登ったりしていた。

筋力の衰えに伴い、右股関節の痛みが増し、2010年に人工股関節置換術を受けた。

2004年に本作り空を立ち上げてから激務が続き、
体を動かすこともままならない日常が続いた。

パートナーもこのままではマズいとあるときから散歩を始めた。
*パートナーの散歩ブログは、LEADER’S BLOG 2017/07/29の最後に紹介している。
http://soladanjo.blog.fc2.com/blog-date-201707.html

パートナーは学生時代に山に登っていたので、散歩でもかなりの距離を歩くようになった。

ときたま一緒に散歩に出かけた。
「えっ、こんなところがあったの」と、パートナーはいろいろな散歩コースを開拓しており、
近所とは思えないような気持ちのいい場所、景色のいい場所もあった。

並んで歩くことはほとんどなく、パートナーはどんどん先に行ってしまう。
わたしはノロノロと歩いて、要所要所で待っていてくれるが、
姿が見えると、ぱーっと行ってしまう……。
***
そんな散歩の風景を思い出した。

山中湖の標高が980メートルくらいなので、
実際登ったのは330メートルくらいなのに……
きつかった。情けない。

途中からHさんの杖を借り、苦手な下りは
Fさん、Mさん、Kさんに小さな荷物も持ってもらい、
大きな段差は抱えるように助けてもらいながら無事、下りることができた。
ありがとう。
予定より時間がかかって多大な迷惑をみなにかけてしまった。

こんなに気持ちがよかったのは久しぶり。
なぜだか筋肉痛はなし。また来年も山を歩きたいと、心から思った。

おそらくまたみなに迷惑をかけそうだが、それでも歩きたい。
許してもらえるだろうか。

すこしでもマシになるように、近所を歩きはじめた。
パートナーが開拓した散歩コースをたどって。

山歩きで見た富士山の景色。同行したカメラマンのSさんが撮ってくれた。
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2018/10/21

空きベッド

1週間前の先週の日曜日、パートナーの病棟で、50代の男性が亡くなった。
あるご縁で、奥さまと顔見知りになり、挨拶を交わしたりしていた。
ほんのすこしだけ同室だったこともある。

入院当初は、ナースステーションに近い病室にいたが、しばらくして安定してきたので、
離れた病室に移された。
もといた病室で同室だった3人のうち、2人が亡くなっている。

西日射す 名札が消えた 空きベッド

わかっていたはずだ。病院とはそういう場なのだ。
なんともやりきれない気持ちになる。

この週末はとても賑やかだった。
土曜日は、4年ぶりにドイツから帰国したわたしの叔母と、
従姉妹夫婦と彼らの娘が来てくれた。
今日は、パートナーの高校時代の友人4人が足湯を手伝ってくれた。

みな、それぞれの貴重な時間を割いて、病院に足を運んでくれる。

ありがとうございます。

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先週の日曜日、病院の駐車場から見た空
2018/10/09

動かない23時間

4月終わりから最近まで熱もあがらずに、パートナーの体調は安定している。
4月以前は月に1度くらい発熱していた。

5月終わりころから簡単な家族口腔ケアを始めた。
病院の口腔ケアは日に1回。
自分のことを考えても日に2〜3回歯を磨いたりするわけで……
ずっと気になっていたのだが、できなかった。
最近「口のなかがキレイですね」と看護師さんに言われたりしている。

土曜日の午後、月に3回くらいは理学療法士のNさんのリハビリ時間にあわせて、
パートナーのリハビリに同行している。
車椅子に乗って、このところは2階のリハビリ室に行くことが多く、
リハの最後に足湯をさせてもらっている。
季節や天気のタイミングがあえば外に出ることもある。
猛暑のあとに台風続きで、なかなか外に出られない。
寒くなるとまた出られなくなるから
紅葉のころには外の光と風にあたりたい。

先週はNさんが土曜日休みだったので、金曜日に同行した。
右手の指が硬くなっている。とくに小指と中指。
小指は曲がったまま伸ばせなくなっている。
右手は力が入る分、ぐっと握った状態のままになっていることが多い。
気づいていたのだが、ケアが足りなかった。
Nさんがやっているように、
ゆっくりゆっくりすこしずつすこしずつ指を伸ばすようにしていこう。
「手湯」はひとりでできるから、手湯のあとに伸ばしてみよう。
右手の肘も硬くなりがちで、最初は曲げ伸ばしがきつかったが、
ゆっくりゆっくりすこしずつすこしずつ動かすうちに、
ひとまず動かせている。

リハビリしても1日1時間くらいで、残りの23時間はじっと動かない時間だと。
いまさらながらNさんの言葉を頭のなかで繰り返す。

動かない23時間。しっかり記憶にとどめよう。
2018/09/23

ステンシルに挑戦

絵本作家のむらかみひとみさんが、新刊の「ひかりとかげ 切り絵・版画・写真」の準備を着々と進めている。
22日、Sさんの主宰する文庫で子どもたちと「クリアファイルでステンシル」をおこなった。
11人の子どもたちに「できない子代表」もまぜてもらった。

1 むらかみさんが用意した図案(りんご、鳥、くも、木、花、えんぴつ、ネコ、むずかしい木)のどれか1つにクリアファイル(130ミリ×130ミリ)を重ね、マスキングテープで動かないようにとめ、図案を油性ペンで写す。
*ステンシルする時に絵の具がはみ出ないように真ん中に写す。

2 図案を切りぬき、ステンシルシートをつくる。
はさみの入りやすいところまでカッターで切り、あとははさみで切る。
全部カッターで切ってもOK。
図案の外側を使うので、中の切り抜く部分は途中で切れてしまってもOK。
*猫が切れるのはさみしいので、切れないように気をつけた。
*中が切れてはイヤ、という子や、どんどこ切って要領よく進める子、最初は切らなかったのにできたから細かく切る子などいろいろ。

3. ステンシルシートを画用紙の上に重ねマスキングテープでとめ、
紙皿に絵の具を出してメラミンスポンジに絵の具をつけて、
ステンシルシートの切り抜かれた部分にポンポンと色をつけていく。
*色を混ぜたり、重ねたり、絵を描くように。子どもたちは自由だ。

4 シートを水洗いしてから、図案の向きを変えて、黒の絵の具でステンシルして影をつける。
*影をつける子、影は関係なく好きなように図案を重ねたり、続けたり、背景もステンシルしたりいろいろ。

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むらかみさんのお手本

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「できない子」の「猫」。下から影つき、ステンシルシート、切り抜いた内側を使ってみた。